Wednesday, September 29, 2010

はじめに

2010年/2011年度クウェート政府奨学生に選ばれ、約一年間クウェートへ留学することになりました。


出発の予定日は10月9日です。




友人はみな、というか日本の中東に興味のない人々はほとんどそうだと思いますが、「中東!?危ないね・・・」「将来戦場カメラマンになりたいの!?」とかそんなことばかり言われます。


そんな誤解を解くべく、クウェートや周辺諸国での生活をリアルに伝えていきたいと思います。


そもそも皆さんはクウェートがどこにあるかご存知ですか?


湾岸戦争はイラクがクウェートに侵攻したことで開戦した・・・だからイラクの隣国か。
そこまで気づいた人はすばらしいと思います。
先日姉の友人はクウェートがイラクの首都だと勘違いしていました。
そしてそれを笑いながら話す姉はイラクの首都がウランバードルだと真顔で言いました。




ちなみにイラクの首都はバクダッド。
ウランバードルはモンゴルの首都です(笑)


クウェートは北はイラク、西と南はサウジアラビア、東はペルシャ湾に囲まれた非常に小さな国です。




クウェートはしばしば「油田に浮かんだ国」と称されます。
国の発達はほぼ完全に石油開発に依存しています。
それゆえ将来を危ぶむ声が多いのですが、とりあえず今後40年~50年はクウェートだけでなくそのほかの湾岸の石油輸出諸国の発展は続くであろうと言われています。


しかし、近年湾岸諸国はクリーンエネルギーへのシフトを本格化しています。
またUAEはマグロの養殖に成功した近畿大学と提携を結ぶなど、石油開発以外の事業への展開を目論んでいます。


そして湾岸諸国のひとつにバーレーン(バハレーン)という非常に小さな島国があるのですが、この国はイスラム金融の重要な拠点として注目されています。


バーレーンでは石油がほとんど取れません。
しかし金融業の中心地として影響力を持つようになった経緯は何か。
今回の留学ではイスラム金融についても知識を深めたいと思っています

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